8月17日、いつもお世話になっているゲームセンターのG-STAからGROOVE COASTERが撤去されることが発表されました。
2013年に稼働開始したグルーヴコースターですが、
今回の故障と同時に撤去する事となりました。お客様におかれましては、長きにわたりご愛顧いただきましたことを心より御礼申し上げます。 pic.twitter.com/M8D7rskQwg
— G-STA (@Gsta04818037) August 17, 2023
12日に行った時から調整中となっていて、17日に撤去が発表されました。おそらく基盤ごとお亡くなり。
そうなるとゲーム機1台分のスペースが空くことになるのですが、既存機種の増台以外に何のゲームを入荷して欲しいってなると、全く思いつかないんですね。
そこで今回は音ゲー機種事情(主にPASELIや筐体格差)をしっかり調査した上で、新規導入したら良さそうな音ゲーを私なりに考えてみたものを書き連ねてみました。
設置機種紹介
まずはG-STAに設置されている機種の一覧です。
・beatmaniaIIDX LIGHTNING MODEL(推定第2次出荷)
・GITADORA DrumMania SD筐体(非純正モニター 推定32インチ)
・初音ミク Project DIVA FutureTone
・チュウニズムNEW 銀筐体
・O.N.G.E.K.I
・maimai DX
・太鼓の達人 ニジイロ
・ALLNET P-ras Multi 3筐体(オトシューDX)
BEMANI機種は2種、残りはALL.NET系です。
参考:サンアミューズG2時代設置機種
参考までにG-STAの前身となる店舗である、サンアミューズG2時代に設置されていてG-STAに引き継がれなかったもの、および過去に稼働していた機種で把握しているものを列挙します。
G-STAに引き継がれなかった機種
・pop’n music 19 (16筐体)
・jubeat qubell
過去に稼働していた機種
・DrumMania V8(GITADORA DrumMania SD筐体の移籍導入と同時に撤去)
・pop’n music 13 初代筐体(2014年末にpop’n music 19の導入と同時に撤去)
・DrumMania V3(2012年頃まで稼働。maimaiの導入までに撤去)
・GUITAR FREAKS 11th MIX(2010年に確認)
・DJMAX TECHNICA(2010年に確認)
・jubeat copious(2012年に八代店に移籍、2015年にG2に移籍して閉店と同時に撤去)
音ゲー各機種について考察
現在G-STAで稼働していないもので、現行機種とそれなりに稼働例のある旧機種について、
・鹿児島県内での稼働台数
・筐体、基盤の事情
・ゲーム自体のアクティブユーザー数、一般人気(イメージだけ)
・PASELI格差問題(BEMANI機種のみ)
などの点を軽く考察。
これは重要ですが、PASELI非対応の店舗です。
財政的な事情で導入は厳しいそうです。
以下大半の店舗名を略称で表記しています。
TFS出水→ タイトーFステーション ニシムタ出水
ラウワン→ ラウンドワン鹿児島宇宿店
サープラ隼人→ THE 3RD PLANET 霧島隼人店
SOUND VOLTEX
鹿児島県ではTFS出水、ラウワン、サープラ隼人、サンゲームス鹿屋の4店舗で稼働中。
Valkyrie modelはサンゲームス鹿屋を除いた3店舗で稼働。(※TFS出水は今年3月からVM、それまでは通常筐体)
基盤はVIVID WAVE(2019年)に交換されたため、すぐさまスペック不足に陥ったりValkyrie model以外の切り捨ては無いと思われます。
PASELI格差はレベル制限、ARS(is何?)の有無、S-CRITICAL判定モード(VM限定)、BLASTER STARTの有無、PREMIUM TIMEの有無、曲数保証の有無
Valkyrie modelの格差はS-CRITICAL判定モードの有無、ARENAの有無、メガミックスバトルの有無、シングルバトルの有無
pop’n music
鹿児島県ではラウワン、TFS出水の2店舗で現行バージョン、電遊パラダイス天文館で13が稼働中。
サンアミューズG2時代に13、19(オフライン)の稼働実績あり。
人気はまあまあ?天神のラウンドワンで2人組の一般人がバトルモードで遊んでるところは見たことがある。
心配なところはどの筐体でも基盤の最終更新から10年が経過していること。
初代筐体~18の筐体は最新が18(2010年)、最古が15(2007年)の基盤となるため、13~17年が経過していることになります。19(2010年12月)~21(2012年12月)の時期に出た最新筐体も10年経過しています。
KONAMI側も置き換えをしたかったのか、JAEPO 2020では「pop’n music WonderLand」と題した新バージョン&新筐体が出展されていました…が、新デバイス追加とそれに伴うボタン縮小は既存プレイヤーから否定的な意見が多く、2023年になった現在も続報はありません。
すぐにシリーズ終了することはなくても、IIDX通常筐体のようにいつかはスペック不足で基盤交換が必要になる日もそう遠くはない…?
というかいつの間に入荷してたんかTFS出水…(確実にTFSヨドバシ博多からの移籍)
PASELI格差はEXTRA STAGEの進出有無のみ。楽曲等の縛りも無く、現行機種では最も格差が少ないですね。
jubeat
鹿児島県ではラウワン、サンゲームス鹿屋、サンアミューズ鹿屋の3店舗で稼働中。
festoは2018年~2022年のロングランとなりましたが、2022年にAve.へのバージョンアップ、2023年には次回バージョン(APPEND扱い?)beyond the Ave.の制作が決定されています。
pop’n musicと同じく、基盤の最終更新から10年が経過しています。copious(2010年)かsaucer(2012年)にて更新されたと聞きますが、少し自信がありません。
さらにpop’n musicと同じく、JAEPO 2020で新筐体が発表されていましたが、こちらはパネル(=ボタン)が大きくなったことによって「既存譜面の複数パネル同時押しができなくなる」という意見が出たためか、これまた2023年になっても続報はありません。
全盛期よりかはプレイヤー数は減った印象があります。一般プレイヤーもあまり見かけないような?
PASELI格差はEXPERT OPTION使用不可、フルコンチャレンジ追加購入不可。(jboxはeamusementサイトから購入できるので対象外とします)
IIDXのような難易度選択不可、ギタドラのような一部楽曲選択不可は無いので、HAZARDやRANDOMといった上級者向けオプションを使いたい人以外はほぼほぼ困らない親切設計だったりします。
GITADORA GuitarFreaks
鹿児島県での稼働はありません。令和に入ってからは2022年6月までラウンドワン鹿児島の1店舗のみ稼働。
スペース的に白筐体かSD筐体が限度ですが、白筐体とSD筐体ってセッションできるのかな?
他機種や相方のDrumManiaと比べると一般人気は低め。
PASELI格差の話では、EXTRA STAGE無し、LONG楽曲とEXTRA楽曲プレイ不可、プレミアムフリー不可。
新曲スキルを詰めたい人にはEXTRA楽曲プレイ不可は厳しいか。
Dance Dance Revolution
鹿児島県ではラウワン、サンゲームス鹿屋の2店舗で稼働中。
一般受けはそこまで悪くないように思える機種ですが、何よりの問題が最低でもX筐体か金筐体でなければコアプレイヤー受けしないという事実。
さらに金筐体かどうかの格差も存在しており、一部楽曲の先行プレー、BPL BATTLEモード、ゴールドリーグが該当します。
PASELI格差は一部プレーオプションの有無、EXTRA STAGEの有無、全ステージ保証の有無、コースプレーの有無だそうです。(公式サイトの情報)
弐寺もそうですが、全ステージ保証が当たり前の令和時代のアーケード音ゲーにおいて、全ステージ保証が存在しないのは大きな障壁だと思います…
太鼓の達人(旧筐体)
ニジイロは中古ですら100万円する中、旧筐体の中古は20万円以内で購入できるという温情のある価格。
鹿児島県内では大見商事が運営するファミリーランドポニーの一部店舗とふぁみりーらんどゆうゆう、東京ヴァンビーノが運営する電遊パラダイス、ローカルスーパーのニシムタへの出店が主な設置店舗となります。
コアファン向けに稼働している店舗では
・メンテナンスが良い(現行でもそうですが多くのロケーションでは感度がデフォルト値でマイバチ使用厳しめ、誤反応無反応といった状態があります)
・キャプチャ録画できる
・複数バージョンが稼働する(これはかなりレアなパターンですが)
・特殊な料金設定(14までは同一クレジットで同一楽曲を選べないことへの対策)
といった要素で他店舗との差別を図っている傾向があります。
下3つはともかく、メンテと感度を良くするだけで一般ロケーションより圧倒的に優位に建てます。なおさっき挙げた店舗は(おそらく)全部感度デフォ値です。
稼働バージョンは12と13が一番多く、その次が14、残りのバージョンは6,7,8,9が存在しているそうです。
なぜか南薩(左下)と大隅半島(右側)に14が偏っていて、鹿児島市のファミリーランド花棚(けだな)はアクセスが微妙、G-STAと同じ川内にある太鼓14は温泉のゲームコーナー。他は12か13なので、14で勝負付きそうな予感がします。
テトテコネクト
鹿児島県ではラウワン、T/Sアミュプラザ鹿児島の2店舗で稼働中。
稼動店舗一覧を見たら関東以外はラウワンとタイトーステーションでしか稼働していません。やっぱり不人気機種じゃないか!
REFLEC BEAT
死体です。諦めましょう。
既存機種の増台をするパターン
チュウニズムぐらいしか可能性無さそう
弐寺→ LM筐体増台したらインパクトはすごいけど新品250万円らしいので破産待ったなし。通常筐体を増やそうにも新基盤換装済みの中古はまず出回っていないし、キットが50万円(PCが30万円だとしても残りの20万円はカメラの値段か?)で気軽に導入できない。完全にタイミングとインカムが悪すぎる。
ドラム→ それならギター入れるほうがまだいい
オンゲキ→ コアファンは多いけど、一般層でやってる人を見たことがない。
maimai DX→ スペースが厳しいと思う
太鼓の達人 ニジイロ→ インカムは文句なしだけど前述の通り高騰しすぎて難しいかも
DIVA→ 色々な意味で絶望的。グルコスACと同じくコンテンツの新規追加は終了
なにか
さて、一通り挙げてみましたが、BEMANIの老舗機種は基盤寿命に不安があり、残りのBEMANI機種とテトテコネクトはユーザー数(=インカム)に不安がある印象でした。
あと筐体自体のリニューアルを行う機種もあるので、非常にタイミングが悪いです。悪すぎます。
色々考えた結果、
ドラフト1位 太鼓の達人(旧筐体)
ドラフト2位 チュウニズム 新筐体導入(増台)
ドラフト3位 pop’n music
ドラフト4位 SOUND VOLTEX(通常筐体)
あたりに落ち着きました。
ボルテの順位が低いのはPASELI格差の多さと、競合店舗(なお直線距離ですら30km)にVM筐体があるからです。逆にPASELI格差の少ないjubeatをランク外にしたのは、G2時代の稼働実績とメンテナンスの手間を考慮したのが大きいです。メンテナンス関係がほぼほぼ店長さんに依存してるように見えて…
設置スペース問題はやたら沢山あるUFOあらかるとを1台諦めたら解決すると思う